ヅダ(ZUDAH)とは、アニメ「機動戦士ガンダムMS IGLOO」に登場するモビルスーツ(MS)。間違えられやすいがズダではなくヅダである。 ジオン公国軍の試作MSで、初めに「EMS-04」、後に「EMS-10」が開発された。
宇宙世紀0071年、ミノフスキー粒子散布下の戦場での有視界での近接戦闘の有効性が明らかになったことを受けて、ジオン軍当局は連邦軍との物量差を打破しうる新兵器の開発をジオニック社、ツィマッド社、MIP社に委託した。
宇宙空間での機動性と推力を重視して設計・開発したのが「EMS-04 ヅダ」である。
「水星エンジン」の試作を経て完成した「木星エンジン」が搭載された。
これによりEMS-04は当時としては破格の運動性を手に入れたのである。
宇宙世紀0075年初頭、ジオニック社の「YMS-05 ザク」と共にジオン軍での制式採用を賭けたコンペティションに臨んだ。
格闘性能試験・飛行性能試験それぞれにおいてザクを凌駕し、軍上層部の一部からも「ヅダ勝利」の声が上がっていたが、飛行性能試験の場で空中分解事故を起こし機体を喪失、テストパイロットが死亡してしまう。
また、1機あたりの生産コストがザクの1.8倍近くに上り、高コストは軽視できない問題であった。
選考の結果、コストも安く信頼性・汎用性が高いザクが制式採用・量産化が決定された。
一説では最大推力58,700kgとされている。これはRX-78ガンダムおよびジムの55,500kgを大きく凌駕する驚異的な数値である。
ヅダ
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