マスタング (Mustang)、あるいはムスタングとは
アメリカのノースアメリカンにより製造されたレシプロ単発単座戦闘機P-51の愛称
第二次世界大戦の半ばにイギリスのロールス・ロイス マーリンエンジンを搭載した後は、大きな航続力、高高度性能、運動性を与えられ、多くの戦功を残し、最高のレシプロ戦闘機とみなされている。


初飛行:1940年9月26日 (NA-73)
生産数:16,766機
運用開始:1943年12月


日本軍による試験
昭和20年春、東京・福生の上空で、日本軍が米軍から鹵獲したP-51CとP-40E、日本がドイツから輸入したフォッケウルフ Fw190A-5
日本の飛燕(三式戦闘機)と疾風(四式戦闘機)の6機が、加速力と全速力の比較を行った。
高度5000mで横一列に並んだ6機は、一斉に水平全速飛行を行った。
最初の数秒でトップに立ったのはFw190A-5だった。3分後にP-51Cがこれを追い抜き、疾風もFw190A-5との距離を縮めた。
5分後にストップをかけたとき、P-51Cははるかかなたへ、次いで疾風とFw190A-5がだいたい同じ位置、その少しあとに飛燕、さらに遅れてP40Eという順であった。(出典:鈴木五郎『疾風』第二次世界大戦ブックス64 pp180-181)


P-51MustangP-51Mustang
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