Woody wonder (木製の奇跡)
第二次世界大戦期のイギリス軍爆撃機・モスキートの愛称。
機体の大部分が木製でありながら、多大な戦果を挙げたことに敬意を込めて呼ばれた。
金属部が少ない事によって偶発的にステルス性を発揮した事が主な原因と言われる。 また、戦闘機に劣らない速度性能を持っていた事も生存性の向上につながった。
爆撃機型以外に、夜間戦闘機型や偵察機型なども作られた。
3つの異なる種類の試作機が製作され、爆撃機の試作であるW4050は1940年11月25日に初飛行を行い、それに続いて、1941年5月15日に夜間戦闘機型、同年6月10日に写真偵察機型が初飛行を行った。
極東、ビルマ方面に投入されたモスキートは、その高速性能ゆえに日本機に撃墜されることは少なかったものの、代わりに高温多湿の気候が最大の敵となった。一部の機体を組み上げるのに使用したカゼイン系接着剤が劣化、ひび割れて機体外板が剥離して墜落事故をおこす、というものである。1944年11月に全機を飛行停止にして調査した結果、使用する接着材の種類に関係なく使用量が少なすぎる欠陥機も発見され、それらは直ちに廃棄処分された。また迷彩塗装を止め、太陽光を反射する銀色塗装に変更されたことで、主翼内の温度を15度下げることに成功している。もっともこれにより、低空飛行時の被発見率は高まってしまった。
最高速度は612km。
B29の最高速度は576km。
ゼロ戦518km。
脱出用の扉が片側にしか無いため、扉側の搭乗員が死んだら、奥にいるパイロットは脱出がほぼ不可能になったとか。

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