ルガーP08(Luger P08)とは
ゲオルク・ルガー(Georg Luger 1849-1923)が改良・開発したドイツ製自動拳銃。
「P08」はドイツ軍での制式採用名である。
口径は9mm(9mm×19パラベラム弾)を使用。装弾数はシングルカラム・マガジンによる8+1発である
部品数が多く生産コストの高い銃であったが1904年には改良型がドイツ海軍に、そして1908年にはドイツ陸軍に制式採用され、第一次世界大戦から第二次世界大戦を通じて1943年まで生産され続けた。
1938年に後継モデルのワルサーP38が制式採用されるまでの約30年間、ドイツ軍の制式採用銃であった。
アメリカの大手銃器メーカー、スターム・ルガー(Ruger)社とは、銃もゲオルグ・ルガーも無関係である。
日本軍がオランダ領東インドに侵攻した際、降伏したオランダ軍から本銃約3,000丁が接収され、菊紋を彫り込まれて日本軍将兵に使用された。
今日では「菊ルガー」の通称で貴重品とされている。
1906年に作られた.45口径モデルは、テストのために二挺のみが用意された非常に貴重な銃で、現存する一挺は「100万ドルのルガー」として知られる。
ドイツ製品らしく、命中精度が高く、携帯用火器としては非常に優れた拳銃であった。

ルガーp08
ルガーP08(1938年)
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