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MAP CANNON

ストーリー

2006年6月。
ロシア共和国に台頭した大ロシア主義者ウラジミール・マスコフは、国名をNRF(Neo Russian Federation)と改称し、軍事力と豊富な資源を背景に周辺諸国への恫喝外交と軍備拡張を続けていた。
EUを中心とした西欧諸国との緊張が高まる中、NRFは手練手管を用いて旧ソ連に属していた東欧諸国の併合を開始する。
このような状況の中で、EU軍中央情報局はNRF併合後のウクライナ共和国内に旧ソ連軍が遺棄した核弾頭が残存する事を突き止める。
その核弾頭が将来NRF軍に接収される事を懸念したEU軍は、EU派政治組織を通じて黒海の港町オデッサから核兵器を搬出する計画を立案する。
一方、ウクライナとルーマニアの狭間に位置する小国モルドバでは、NRFの支援を受けた分離独立勢力が、国土の東側トランスニストリア地方に親NRF政権を樹立し、モルドバは国土が二分される状況に陥っていた。
このような状況の中で、モルドバの地下抵抗組織は分離独立勢力を一掃するため、オデッサ港の倉庫に保管されていた核弾頭を奪取する。
奪取された核弾頭は地下抵抗組織の手引きにより、トランスニストリアの中心都市ティラスポリの廃工場に密かに運び込まれた。
しかし、一連の動き察知したNRF内務省が派遣した特殊部隊によって、工場は簡単に制圧されてしまう。
NRFがこの事実をEUの謀略として非難する事は明白であり、もし世界がこの事件を知る事になれば、EU勢力は国際世論を味方につける
重要な局面でつまづく事になりかねない。
EUはこの状況を打開するため、ウクライナ陸軍と共同で統合第9特殊作戦旅団を編成し、核弾頭と対空施設破壊を目的とした「キャノン作戦」を発動する。